2014年10月09日

御嶽山災害“人となり”報道への違和感

今朝の中日新聞は見開きの2ページを使って御嶽山災害で亡くなった人達の“人となり”を紹介しています。

こうした“人となり”報道は朝日新聞も行ったということですし、NHKニュースでも再三にわたって放送されていました。NHKニュースで時間を割く意味があるのだろうかと感じていたのですが、今日になって「違和感」の正体が見えてきました。

記者たちは悲しんでいる遺族や親しかった人のところに押しかけて取材しているわけで、その様子を想像するといたたまれない気持ちになります。また、ちょっと話を聞いただけで“人となり”を数行にまとめてしまうことにも抵抗を覚えます。もし自分が当事者であったなら、そっとしておいて欲しいと思います。

報道している側は、こうした情報が必要とされていると考えているようですが(条件反射的に行っているようにさえ思えます)、誰がそれを望んでいるのか、関係者を煩わせてまで引き出す意味があるのかをぜひ検証して欲しいと思います。
posted by ikomai-net at 10:50| Comment(0) | TrackBack(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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