宇宙誕生直後にビッグバンの前に急激な膨張(インフレーション)が起きたとする、インフレーション理論(リンク先はWikipedia)については、ちょっと聞きかじったことがあるという程度でしたが、その提唱者から直接話を聞けたというのは、大変貴重な体験だったと思います(佐藤勝彦氏の公式ホームページには、この理論のイメージ図があります)。
佐藤氏の講演に先立って、NPO法人 KU-MA 子ども・宇宙・未来の会の活動を紹介された、的川泰宣氏(リンク先はWikipedia)によると、毎年ノーベル賞候補として名前があがっていて、個人的には近いうちに確実に受賞されるだろうと思っているとのことでした。
こうした難しい内容の講演会に人が集まるのかなと思っていたら、会場はほぼ埋まっていました。今の宇宙論でどこまで宇宙の姿が明らかになったか(宇宙の年齢は約137億年と、ほぼ正確に推定されたいるそうです)について説明され、最後には、10の100乗年後には、宇宙は静かな最後を迎えるという壮大なお話になりました。これからは星空を見上げて遙かな宇宙と時間に思いをはせ、日々のストレスを少し解消することができそうです。